いにしえのA級パワーアンプ   謹賀新年 2011

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今回は飛行機からちょっと離れ、レッスンルーム兼簡単なデモレコーディングに使用する自宅仕事部屋の機材をご紹介します。
機材といっても、大それた物は一つとして無く、コストパフォーマンスが命。

先ずは、モニター用パワーアンプとモニタースピーカーです。
このトランジスタアンプはキットから自作して、40年近く経ちます。A級回路という、もの凄く電力を喰い暖房機代わりにもなる割には15W+15Wしかない、今のエコ時代に真っ向から対立するアンプです。
二十歳前後の頃、今は「萌え~」のアキバ、パーツ屋、ジャンク屋通いが好きだった私はパワーアンプキットを購入、ダイデン商事という足の踏み場の無い店でした。

キットといっても基盤、基盤パーツ、パワートランジスタ・ペアがチャンネル分セットになっているだけで、シャーシ、電源系、放熱板などは勝手に揃えてね、俺は知らないよ、という大変不親切なキットでして、
友人からの情報・・・めちゃくちゃに安くて、音がいい・・・に動かされました。
確かキット代は片チャンネル三千円台だったと思います。

知ってる方には懐かしい、NECの2SA627と2SD188ペアのパワートランジスタ、自分で買い揃えたタンゴのトランスや原始的なダイオードの整流回路部品、ナショナルのケミコン・・・製作を始めたのは良いのですが、自力ではどうしても無理な事を痛感し、オシロスコープなどの測定器を持っているエキスパートの友人に調整他の助けを借り、完成まで辿り着きました。
よくワイヤリングで音が変わる、と言われる程オーディオ(アナログ)はデリケートなものです。この時起きた可聴域外での発振止めを、私には対策出来ませんでした.(この友人は現在レーザー照明開発の先駆者として活躍中です)

その後数年経ち、私は20代半ば過ぎに某レコード会社制作部へ入社するのですが、会社の編集室、スタジオで当時主流だったモニター用チューブパワーアンプ・マッキントッシュ275(Appleとは別のメーカー)、スピーカー・アルテック604Eを基準に、好き者社員が夜遅く集まり、編集室で「鳴き合わせ試合」を行っていました。、この自作アンプを持ち込み、善戦したように記憶しています。
当時オーディオブームでして、レコード会社内にもマニアが多く、いたる所で「俺のパワーアンプが勝った」だの「俺の作ったフォノアンプはマランツに勝った」だのとやっていました。

今でも自宅レッスンルームのモニター用アンプとして現役、活躍中です。
下の写真は、モニター用に使用しているボーズスピーカーですが、さすがフレッケンシーレンジの狭さは時代遅れの感があり、そろそろ引退かな?と思うこのごろです。
by doublerainbow116 | 2010-12-29 22:31 | 録音機材・楽器・音楽 | Comments(2)
Commented by 空禅一如 at 2011-01-01 12:28 x
新年明けましておめでとうございます。

更新の大変さがそろそろわかってきたかな?
Commented by doublerainbow116 at 2011-01-01 20:14
更新は楽しくもあり、悩ましくもあり、ですね。

本年もYSエンジンの調整など、宜しくお願い致します。
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